ペルセウス座流星群のように無数にある40代からの健康法の中から選んだ、ベスト4

ペルセウス座流星群のように無数にある40代からの健康法の中から選んだ、ベスト4

こんにちは、50歳をすぎて体の変化を感じている管理栄養士NOAです。「人生100年時代」ともいわれる現代。2020年には女性の2人に1人が50才以上になるという。人生の折り返しともいえる50才は、健康の面でも注目されています。

女性の50才前後は更年期の始まりで体のバランスが大きく変わる時期です。この時期に健康を意識した生活習慣を身につけることで、50代以降の人生は大きく変わります。

ペルセウス流星群のように無数にある50代からの健康法の中から、特に大事なことを4つご紹介します。

1、趣味を持つ

50歳前後で、女性・男性ともに更年期障害というものに直面していきます。

これは女性の場合、エストロゲンというホルモンが、男性の場合はテストステロンというホルモンの分泌が減少するために引き起こされる症状なのです。

いずれはおさまってきますが、更年期障害の症状を少しでも軽くし、明るいセカンドライフをおくるためには、趣味を持つことです。


更年期を乗り切るには、自分の好きな趣味に没頭するのもひとつの方法です。

音楽鑑賞や絵画、書道、映画鑑賞、料理、旅行、ガーデニングなど、何でもよいので楽しくできるものを選んでみてください。
精神的にも明るく前向きにくなり、更年期の症状も軽くなります。

2、ウオーキング

今後の高齢化社会を明るく生き抜いて行くには、何と言っても健康な身体と体力が必要です。

体力作りは、50代になってから始めたとしても、決して遅すぎることはありません。

50代からの体力作りは、毎日少しずつでも良いので継続して行うことが大切。激しい運動や筋トレを行っても、長続きしません。また、逆に身体を痛めてしまいます。

50才からの健康法の基本となるのがウオーキング。

「歩くことには“脳が周辺状況を把握して運動を命令する”という高度な指令系統があります。『身長×0.45』を目安に、やや大股で早歩きすればボケ防止にもなります」

 ちなみに身長150cmの女性の理想的歩幅は約67cm。

これを1日30~40分、週3~4回続けるがおすすめです。

3、食事

50代からのダイエットは、「無理なく健康的にやせる」ことがポイントです。ダイエットというと、朝・昼・晩と3食のうちどれかを抜いて「2食にすると効果的」と考えがちですが、これは逆効果になります。
消化のリズムが狂ってしまい、脂肪が蓄積されやすくなるからです。

特に朝食はしっかり食べ、むしろ夕食を軽めにすると効果的。
夕方から夜にかけては、代謝が落ちて脂肪が溜まりやすくなるからです。

主食であるご飯は完全に抜いてしまうより、少し減らして緑黄色野菜や淡色野菜、海藻類などを多めに摂りましょう。

肉や魚、卵、大豆などのたんぱく質は、骨や血液、皮膚、筋肉などを構成している大切な栄養素なので、不足すると体力減退や老化を促進する結果になります。しっかりたんぱく質を摂っていくことが大事です。

特に50代の場合、たんばく質を減らしすぎると、骨粗しょう症や肌荒れ、貧血などの原因になります。
なるべく油を使わない料理法、蒸しものにするとか、肉の脂身の部分を避けるなどの工夫をして摂取カロリーを減らすようにしましょう。

必要な栄養素をまんべんなく摂りながら、全体として摂取カロリーを減らすのが食事を見直すポイントになります。

4、腸内環境を整える

腸内環境と肥満は関係ないようですが、実際は大いに関係があります。腸内環境が整うことで、お腹の調子だけでなく体全体の調子が整っていくんです。


腸は第二の脳と言われるほど重要な器官ですが、この腸内の環境が悪いと食べたものがいつまでも消化されず残ってしまいます。

腸内に滞った食べ物は腐敗が進み、便秘や大腸ガンの原因となりますが、毒素が体内に入り込んだり内臓脂肪として蓄積されます。

お腹のあたりが重ったるく、何となくスッキリしないという方は、腸内環境が悪化している可能性があります。
そんなときは、便秘を改善することはもちろん、食物繊維を多めに摂り、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を毎日食べるようにして、腸内環境を整えるようにしましょう。

夜更かししがちな人は要注意!腸内環境を改善したいなら、1日6〜9時間はぐっすり寝るようにしましょう。私たちがぐっすり寝ている夜の時間が、腸が活動するメインの時間だからです。

まとめ

50代からの健康法ベスト4は、明日からでも取り組みやすいものばかりです。

中高年になると、今までと同じ量の食事をし、同じ程度の運動をしていても太ります。その原因は、「基礎代謝量の低下」にあります。

この基礎代謝量は10代後半がピークで、その後は徐々に低下して行きます。そして中年太りが始まる40代を境に50代、60代になると急激に落ちて行きます。


今までと同じ量の食事で摂取カロリーが同じでも、エネルギーとして消費されないカロリーが残っていきます。

その余剰カロリーがどんどん蓄積され、気がついたときには、お腹や腰の周りに脂肪がたくさんついているという結果になってしまうのです。

このまま中年太りを放置するとメタボリックシンドロームの仲間入りをし、動脈硬化や糖尿病、心臓病などの生活習慣病を招きよせることになります。健康を維持できるようにできる事から始めてみてください。