こんにちは、管理栄養士のりっぺです。宮崎県の最南端串間市まるカフェから食べる十穀米甘酒をお届けしています。
お客様から「甘酒は一日何グラムまでとか、摂取量がありますか?」と質問がありましたので本日はそれについてご説明していきます。
十穀米甘酒愛用者様からの質問
毎朝牛乳、ヨーグルト、バナナ、小松菜、ハチミツにまるカフェさんの十穀米甘酒を60g入れて飲んでます。もう少し減らした方が良いのかなぁとか一人で考えてます。お嫁さんに勧められて購入する前に買いだめしていた別の瓶入りの甘酒も残っているので、両方重なって飲んでいいんだろうか?とも悩んでいる為質問しました。
十穀米甘酒の栄養成分
十穀米甘酒は100g当たり
エネルギー168kcal たんぱく質3.0g 脂質0.3g 炭水化物38.2g 塩0g
スムージに入れる十穀米甘酒60gの栄養成分は?
スムージーに十穀米甘酒を60g入れる栄養成分は?
エネルギー100kcal たんぱく質1.8g 脂質0.2g 炭水化物22.9g 塩0g
炭水化物の1日の摂取基準量
炭水化物の1日の摂取基準量は男女とも1日に食事から摂取するエネルギー(kcal)の50~65%に相当する量です。
1日に摂取するエネルギーが2,000kcalの場合、50~65%に相当するエネルギー量は、2,000kcal×0.5~0.65=1,000kcal~1,300kcal。炭水化物は1gが約4kcalですから、1,000kcal~1,300kcal÷4kcal=250g~325g。1日に250gから325gの炭水化物を摂取することが望ましいということになります。
十穀米甘酒の適量は1日100g以下
十穀米甘酒の適量は1日100g以下です。
甘酒は健康に良い食品ですが、1日にどれだけ飲んでもいいというわけではありません。炭水化物の摂りすぎを防ぐためにも、1日に食べる量は100g以下にすることで炭水化物40g以下になります。
また、一気に摂り過ぎると、甘酒は糖質が高いため血糖値が上がりすぎてしまいます。
甘酒は食材と一緒に食べる事をおすすめします。食事中によく食べ物を噛むことで、唾液がたくさん分泌されます。胃や腸などの消化器官は、唾液が分泌されるとはたらき始める仕組みなので、噛む動作がある食事と一緒に甘酒をとることで、甘酒の豊富な栄養素をしっかりと吸収できます。
グリーンスムージーと甘酒の特徴
甘酒の特徴
・ビタミンB群やアミノ酸を多くふくみ、栄養の吸収率をアップさせる
・善玉菌やオリゴ糖が豊富で、腸を元気にしてくれる
・砂糖不使用で甘く飲みやすい
・一気に飲むと血糖値が上がる
グリーンスムージーの特徴
・食物繊維が豊富
・生野菜を使うので酵素やビタミンを壊さずに摂取できる
・血糖値上昇を防ぐ
・フルーツや甘味料など甘さを足さないと飲みにくい
甘酒スムージーの効果
甘酒はお米のつぶつぶが残っています。甘酒のつぶつぶがあるとどうしても噛まないと飲みにくくなり、結果的にゆっくり噛んで飲むので栄養の吸収率も上がります。
また、甘酒は乳酸菌などの善玉菌も豊富なのでグリーンスムージーの食物繊維と合わさって腸内環境も改善されます。
甘酒で気になるのが糖質なのですが、糖質の吸収を抑える要素が食物繊維なのです。野菜には食物繊維が豊富に入っており、野菜と一緒に甘酒をとることで血糖もゆるやかに上昇します。
まとめ
今回はスムージーに入れる甘酒の量と違うメーカーの甘酒も重ねて飲んでよいかのご質問でした。
適量は体格、体調などでちがいます。違うメーカーの甘酒成分表示を確認されて自分に見合った量で摂取されれば問題ないです。また、甘酒を初めて食べられる方は大さじ2(40g)から召し上がれてはどうですかと提案しています。ヨーグルトや豆乳、牛乳などにちょい足しで手軽に始められる発酵食が甘酒だからです。
疲労回復や美容、腸内環境の改善や代謝の向上に糀で作った甘酒には、酒粕の甘酒にないたくさんの利点があります。朝から飲めるのは、アルコール分ゼロの糀の甘酒ならではですね。便秘改善効果もある甘酒は腸の働きがよくなりお通じもスムーズになります。
毎日少しずつでも継続して飲むことが、明日のキレイと健康に繋がります。
美味しく無理なく健康に!自分好みの甘酒の食べ方を楽しんでください。