こんにちは、発酵食を食べるようになって体調がよくなった管理栄養士のりっぺです。腸は免疫細胞の75%を保有しています。その腸は脳と約2000本の神経線維でつながっていて、連携しています。こうしたことから、腸は「第2の脳」と呼ばれるようになりました。本日は日常生活の中で気軽に実践できる腸内環境を整える方法を紹介いたします。
40代からの自然な健康法:食物繊維とは?
「食物繊維」は、炭水化物の一種です。炭水化物=糖質+食物繊維と表すことができます。
(糖類は糖質に含まれます)炭水化物のうち、小腸や胃で消化できるものを、糖質」、小腸や胃で消化できないものを、「食物繊維」と言います。
20種類以上ある「食物繊維」ですが、それらは、2つに分類することができます。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維です。
40代からの自然な健康法:「水溶性食物繊維」は、おなかの環境を改善
水溶性の食物繊維は便を軟らかくして、滑りを良くしてくれます。もうひとつ、水溶性ならではの役割が、腸内の細菌のエサとなることです。大腸にすむ有用菌の多くは、水溶性の食物繊維が大好物です。腸の活動のエネルギーになり、整腸作用が高まるのです!さらに、腸に溜まっているゴミを、水溶性食物繊維が包み込むと、腸内を通るスピードがゆっくりになります。すると、糖質の消化吸収速度が遅くなり、血糖値の急激な上昇を抑えてくれるのです!さらに、コレステロールなどの余分な脂質を吸着し、排出を促してくれます。海藻類のわかめ、果物類りんご、もも、いちごなどに多く含まれます。
40代からの自然な健康法:「不溶性食物繊維」は、便をカサ増しして、出やすくする
「不溶性食物繊維」は、うんちをカサ増しして、出やすくします。水に溶けにくい「食物繊維」です。保水性が高く、胃や腸で水分を吸収し膨張します。その膨張が腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進してくれます。ゴボウやサツマイモなどの繊維質の高い食べ物に多く含まれています。
40代からの自然な健康法:発酵食品は、腸内の善玉菌を増やす効果がある
発酵食品は、昔から私たちが生きていくために不可欠な酵素を豊富に摂取できるほか、食品の保存性が高まったり旨味が増したりと、毎日の食生活に欠かせない存在です。
麹菌をはじめとした発酵食品に含まれる善玉菌は、腸内の善玉菌を増やす効果があります。特にみそ、塩麹、甘酒は、腸内環境を改善する菌が多く含まれているだけでなく、料理の味に深みを出す万能調味料としても使えます。
微生物の働きにより、食べる前からある程度消化された状態になっているため、身体に入った時にエネルギーや消化酵素が少ないので消化が良く身体に負担がないのも特徴です。
まとめ
腸活に大切なのは、「食物繊維」「発酵食品」。健康は腸からつくられます。腸を元気にすれば、健康にも美肌にもダイエットにも役立ちます。また、精神面も安定して、良い気分で過ごすことができるようになるため、うつ病にもなりにくくなります。また、手軽に食物繊維と発酵食が同時に摂れるものの一つに食べる十穀米甘酒があります。「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価が高く、昔から風邪を引いたら甘酒を飲むと良いといわれてきました。整腸作用をはじめ、免疫力UP、美肌効果も期待されています。調理する手間なくそのまま食べる事もできるので忙しい現代にはぴったりです。気になった方は↓↓をクリックしてくださいね。