こんにちは宮崎県串間市でまるカフェのオーナーをしている管理栄養士のりっぺです。40代を過ぎたころから体力が落ち運動不足を感じてきました。特に2020年はコロナの影響で外出が減った年になったのではないでしょうか。健康的に仕事を続けたい人にとって、習慣的な運動はとても大切なもの。運動は、生活習慣病の予防や筋力をはじめとした、からだのさまざまな機能の維持などに重要な役割を果たすものです。その一方で、運動不足がもたらす具体的なリスクについては、あまり知られていないのが現状です。運動不足が私たちの人生に与える悪影響には、一体どのようなものがあるのか運動不足がもたらす3つのリスクをお伝えします。
40代からの自然な健康法:1.肥満の原因になる
運動はカロリー消費に効果的であり、体脂肪の燃焼のために欠かせません。余分な脂肪をため込むことは体の代謝を低下させ、血行障害を引き起こします。 特に30代、40代と年齢を重ねるごとに基礎代謝は徐々に低下するため、20代のころと同じ食事をしていると、食べたものを消化しきれず胃腸に負担をかけてしまいます。身体活動・運動が不足している状態では消費エネルギーが少ないために、肥満、特に内臓脂肪型肥満が起きやすくなります。
40代からの自然な健康法:2.生活習慣病にかかりやすくなる
運動不足に最も密接にかかわる病気は、生活習慣病です。「生活習慣病」と一口に言ってもさまざまな種類があり、動脈硬化、高血圧、心臓病など、特に血液に関する病気が多くなります。 慢性的な運動不足は血行を悪くし、運動不足で骨に適当な負荷がかからない状態が続くと、骨からカルシウムが溶け出してもろくなり、骨粗しょう症になりやすくなります。また、腸の活動も鈍くなり便秘になりやすくなります。体の中に老廃物がたまって疲れやストレスを感じやすくなりますが、この状態が長く続くことで生活習慣病のリスクも徐々に高まっていきます。
40代からの自然な健康法:3.うつ病やその他の精神疾患のリスクを高める
体の免疫力が落ちるだけでなく、心の病への影響も出てきます。 運動不足は自律神経系の働きを抑えてしまい、体のホルモンバランスを大きく乱し、気持ちが非常に不安定になります。 運動は人とのコミュニケーションを行うのにも最適ですし、心の健康に不可欠となります。
まとめ +10(プラステン)今より10分多く体を動かそう
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」では、身体活動不足の人に、1日の歩数や運動量の大目標を立ててもなかなか達成できないため、『+10(プラステン):今より10分多く体を動かそう』を推奨しています。
運動をすること・からだを動かすことは健康を維持し、生活の質を向上させるために欠かせないものですが、大切なのは楽しみながら続けることです。外出が減った時などは家の掃除などで体を動かす工夫をするとよいですね。私もさっそく掃除や家事で10分多く体を動かしていきます!できる範囲で長く継続できるものを、日常生活の一部に取り入れるようにしましょう。